明雅屋の感想

京大最寄の自転車屋です。一般車・MTB・油圧系修理が得意です。

IRC MIBRO for MARATHON

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IRC のロングセラーMIBROを、

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↑こうなって使えなくなるまで、リアタイヤで使ってみました。(約2ヶ月)

IRC MIBRO for MARATHON 

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昔からあまり変わらないトレッドパターン。重量の割に漕ぎが軽いイメージがあります。

私は20年前から数年間MIBROを愛用していて、「困ったらMIBRO」と口癖の様に言っていました。

絶妙な中途半端さが気に入っていたのです。

 

しかし、それも今は昔。

 

久々に使ってみて気がつきましたが、他のメーカーのタイヤにかなり遅れをとったな、と。

TANKEN は重いけどちゃんとグリップするトレイルタイヤ、という立ち位置がハッキリしてて好きです(実際かなり使える)が、

MIBRO、君は何なん?という疑問です。

グリップは低レベルの中途半端さ、漕ぎの軽さも中途半端。しかも、値段も8.690円(税込)だ?馬鹿野郎、値段だけ高くなりやがって!

最近はもっと高いレベルの中途半端なタイヤはあるぞ!と言いたくなるわけです。

そう、何一つ変わらなさすぎて、低いレベルに見えるのです。

他メーカーと比較すると

  • VITTORIA AGARRO

MIBRO より漕ぎは軽くて更にトラクションが頗るかかりやすいVITTORIA AGARROというトレイル向けのタイヤや、

meigaya.hatenablog.com

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  • KENDA BOOSTER PRO

MIBRO よりトラクションもかかりやすく、遥かに漕ぎも軽い、KENDA BOOSTER PROというXC寄りのタイヤもあります。

meigaya.hatenablog.com

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久々使ってみての感想

いずれにせよ、私にとっては「困ったらMIBRO 」という言葉は雲散霧消してしまいました。

 

王滝にはMIBROが、、と言う声も聞こえてきそうですが、私にとっては選択肢の一つにも上がりません。上記の2つか、3月あたりに入ってくるKARMA 2 PROには長距離のマラソンレースでの使用に関しても遠く及ばないと思います。

そう、つまりMIBROよ、君は何なん?という疑問に辿り着くのです。

 

過去の思い出が刷新されることは少しだけおセンチになりますが、タイヤの選択肢が広がったと歓迎すべきことだと思います。

やはり、常に試さないと分からないですね。

 

普段ご自身が使っているメーカー以外のタイヤを試すのは少しだけ労力が要ることかと思いますが、長いMTBライフ、一度他メーカーを試してみるのもありだと思います。

経験的に、何か新しい発見ができるのではないでしょうか。

自戒の念も込めて、このように締めます。