明雅屋の感想

京大最寄の自転車屋です。一般車・MTB・油圧系修理が得意です。

DAVOS M-605 マレットと寒い時のタイヤ

DAVOS M-605 マレット

店の試乗車のDAVOS M-605 29インチ

meigaya.hatenablog.com

 

29インチで140mmのフォークを付けていると、BBの位置が高くなりすぎるため、マレットにしてヘッドを寝かせ、BBの位置を下げるという行為はとてもロジカルなものだと思います。

そのため、借り物の27.5ホイールを使いマレットしてみることに。

フロント29×2.35 リア27.5×2.40

マレットで乗ってみて

なんとなく良さは分かった。

多分下りは楽しい。マレットヘアのごとく、リアはパーティーな感じ。

多分。

多分ね。

 

というのも今朝スタート時の気温は1℃。これだけ寒いと、タイヤの性能は結構落ちる。10℃弱の気温で走れていた最近のタイヤコンディションと、今朝のタイヤコンディションはあまりにも違いすぎました。

そのためリア29インチで運用していた時と比較することは難しい。

寒い時のタイヤコンパウンド

bikerumor.com

When used in a normal temperature range, softer compounds allow the tire to conform to terrain and increase grip. However, when the temperature drops, most rubber compounds get slightly harder, reducing the effectiveness. This can be especially true of summer performance compounds, which tend to be actually more sensitive to colder temperatures when compared to more standard durometer compounds. In extreme cases, super soft compounds can actually become harder (and less grippy) in cold weather, compared to the standard compounds.

通常の温度帯で使用する場合、より柔らかいコンパウンドはグリップ力を高めることができます。しかし、気温が下がると、ほとんどのコンパウンドはわずかに硬くなり、効果が減少します。これは特にサマー・パフォーマンス・コンパウンドに言えることで、より標準的なデュロメーター・コンパウンドと比較すると、実際にはより低温に敏感である傾向があります。極端な例では、スーパーソフトコンパウンドは、標準的なコンパウンドと比較して寒い天候では実際に硬くなる(グリップ力が落ちる)ことがあります。

Ken Avery , VITTORIA 製品開発責任者

感覚的には気温2~3℃前後で明らかにタイヤの反発が高くなり、トラクションが効かなくなってくるのは感じていましたが、改めて然るべき人に明文化されると納得です。

 

そのため硬くなったタイヤを履いた今朝では、雰囲気乗りやすかったとしか結論付けることが出来ません。

27.5インチになったので、リアセンターをスライドさせて短くすることも可能ですが、寒くて面倒だったので29インチ用の長めのリアセンターで使用してしまったという要素も相まって、もう少し気温が上がった日にちゃんとした設定で乗ってみて結論付けるのがよさそうです。

では後日。

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