DT Swiss FR541
最近ちょとした話題になっているDT Swissの新しいリム。
壊れないリムとして有名だったFR560をさらに改良して、さらに壊れにくく、さらに軽量にしたということになっています。
フロントのリムの軽さは、ハンドリングの軽さに直結しますし、リアは加速のしやすさに直結します。ただ、難しいのは強度と相反関係にあるところ。
しかし、このリムは軽量化と強度の両方を向上させているらしい。
どのくらい強いのか気になる、がモノが手元にない。
と、いうわけでYouTubeを見てみると、やはりあった。
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どれほど壊れないのか検証している動画
リムだけの状態でトレイルを走りまくってもほぼ振れていませんし、驚きなのはそのリムをチューブレスとして運用してもエア漏れが無いということ。
嘆かわしいことに10年前に比べるとはるかに高い値段で、アルミリムの精度や強度が低い『使えない』リムがMTB用として世に出回っています。
たしかに価格の高騰という要素は多いにあるとは思いますが、それにしても1万前後ほどのアルミリムは精度も悪けりゃすぐ凹むし曲がる。
もちろんインサート入れても簡単に変形します。
DT Swissの解決策
FR560のように従来はリムフックの部分を内側に向けることによって、タイヤが外側に膨らむ力に抵抗するように形作っていましたが、FR541はストレートなサイドウォールと上部を少し外に反り出すような形を採用しています。
その結果、岩や根からの強い衝撃に強くなり、ストレスをリム本体に分散させ、下りでの強度と耐久性を向上することを可能にしたようです。
また、この副次的な効果として、FR560に比べてピンチフラット(リム打ち)の耐性を17%向上したというデータがあるようです。
軽量で、強度も高く、安い(カーボンに比べて)であれば興味がそそられるのは当然です。
しかし、こういう場合日本に入ってくるのは1年後、なんて事はよくあることですが、
来月12月には入荷するようです。
税込み定価19,800円。
1万円前後のすぐに凹むペラいリムを買うより、FR541を買う方が合理的な選択だと思います。
店頭・WEBSHOPで販売中。
ホイール組みも承っております。