Tannus
Tannus ARMOUR TUBELESSを使ってみました。
使用した自転車は、TUBOLIGHTの時と同じSOMA
TUBOLIGHTと同じように、タイヤの中に入れるアレです。
違いは、空洞があるか無いか。
なぜ、今になってTUBOLIGHTからTannusに換えたかというと、
TUBOLIGHTはわりと華奢なんです。
4ヶ月でこの通り。リム打ちした際に裂けたのでしょうか、写真のように裂けてる箇所が5ヶ所以上散見されます。
また、メインとしては使っていないため、使用頻度としても1週間に1回乗るか乗らないかくらい。
そのくらいの頻度でコレは、うーん、やっぱ弱いですね。
TUBOLIGHT SLは29インチで片側60gと超軽量。そこが最大の魅力ですが、重量と耐久性はトレードオフなんですね。
TUBOLIGHTとTannusを比較すると
・重量
TUBOLIGHT SL 60g(29インチ)
Tannus 160g(29インチ)
重量差は一目瞭然ですね。ただ、この重量差が耐久性に反映されていると信じたい。
・設定の難易度
TUBOLIGHT 慣れたら3分ほどでできる
Tannus 慣れたら7分ほどでできる。
Tannusのほうが明らかにテクニックは必要です。慣れたらタイヤレバー無しでもインストールは可能です。ただ、自転車屋ではない方が行うにはハードルが高いと思います。
・使用感
概ね同じに感じます。
インサートによるサイドのサポートで、コーナーリングの安定感は十分感じることができますし、エラストマーのリアショックがついている程度には下からの突き上げに対する減衰を感じることもできます。
個人的にインサートで重要なのは、リムの保護と同様にタイヤそのものの性能を底上げすることだと思っています。
その意味では、空気圧0.7barで岩岩したトレイルを走りましたが、リム打ちする感じは無く、また空気圧を下げたことによりタイヤがふにゃふにゃになることなく、トラクションの向上を得ることができたため、TUBOLIGHTもTunnus も十分満足のいくものだったと言えます。
・汎用性
TUBOLIGHT SL タイヤ幅2.2~2.4、HD タイヤ幅2.35~2.8 インサート用バルブが必要。
Tannus タイヤ幅2.1~2.6 チューブレスバルブならどれでもOK。
Tannusは1つのインサートで2.1~2.6まで幅広く対応してますが、所謂「プラスサイズ」には対応していません。
まぁ、プラスサイズ使っている方は割合として少ないので、2.1~2.6まで対応していることのほうがポジティブに捉えられるのかな。
・価格
TUBOLIGHT 7,700円(税込み)
Tannus 7,920円(税込み)
・評価
両方使っていますが、双方ともにインサートのポジティブな面(タイヤサポート、リム保護)はハッキリと感じることができます。
ネガティブな面である、取り外しの面倒さはTunnusのほうが上だけど、3分かかるか7分かかるかの違い。その程度の差。
TUBOLIGHTと同じ期間使用していないのでなんともいえないですが、一般的な評価をみるとTunnusのほうが耐久性や堅牢さは高いようですので、トレイル、ゲレンデでの使用はTannus。
XCレースのように軽量さが何よりも重要で、かつ周回レースの場合はTUBOLIGHTが適していると思います。
残念ですが、私が必要なワンウェイのステージレースだとまったく使えませんね。パンクしたら、インサートがただの荷物になるので。
しかし、ゲレンデやトレイルライドにおいて、一度使ってしまえば無しには戻れないインサート。ことハードテイルの場合だと走りの質が飛躍的に向上するのは間違いないため、インサートがある事は前提として、どのメーカーにするかを考える段階に入ってきているのかもしれません。
とりあえず、最大の懸念事項である耐久性については、数ヵ月後にお伝えいたします。
あと、どうでもいいことですが、
入ってる箱が、どう見ても、
外国の健康器具にしか見えねぇ!!