NINER AIR9
たぶんHTのダウンカントリーといえるモデル。
以前ワタクシが個人的に組んでHTダウンカントリーと言い張っていたモノよりはるかにダウンカントリー的なやつ。
↓下記記事を参照
そもそも120㎜ストロークのみを使う前提の設計という時点で既にダウンカントリー的。
これを乗るのは、最短でCJのエリートに昇格した選手。関西シクロクロスでも年間総合2位の選手なのでけっこう速いほう。
この前までオリジナルフレーム「oyster」を使っていましたが、クロモリトレイルバイクでXCの一番上のカテゴリーを走るのはさすがにしんどい、ということでクロカンも戦え、トレイルも楽しく走れるAIR9を選んでいただきました。
彼に納車する前に、了承を得て数度トレイルで走ってきまして
また、シマノバイカーズというイベントにて同じフレームで異なる仕様のものにも乗りました。
この日カーボンフルサスも含め10台近く試乗しましたが、正直一番驚いたのがAIR9。
普段メカニック作業に徹していてMTBに乗ることが少ないメカニックも同じ感想だったようです。
アルミだけど弾力がかなりあって、ガッチガチの乗り味ではないのでウイップのある走りができます。また、バイクを倒しやすいため、コーナーリングが直感的にできます。
(コーナーが直感的にできるのは、BB下がりが52㎜と少し高めな点が作用していそうです。)
それでいて不思議なことに、下りの直進安定性がかなり高いので、かなり高い次元でバランスが取れているフレームです。(BBが少し高めなのにもかかわらず!)
下りの安定感に限って言うと、SANTACRUZ HIGHBALLよりも圧倒的に上です。
恐らく、富士見ブラック&ブルーをぎりぎり楽しみを残した状態で下まで下れると思います。
週6でMTBに乗っているワタクシと、普段乗らないメカニックの両名が同じように「乗りやすい」と感じたので、まぁまぁ信頼のおけるハナシではないでしょうか。
もちろん平地や登りはクロカンバイクとして十分に使えるので、HTダウンカントリー系バイクだとかなり優秀なモデル。
まぁ、一番汎用性のあるMサイズの国内在庫が尽きてしまったようなのでここで宣伝してもアレなんですけど。
メーカーの方にいかに良いかをプレゼンしたのですが、ワタクシが言っても多分響かないので、どこか大きな販売店の方がAIR9良いらしいよ、とメーカーさんに推してくれないもんですかね。そうすると、早めに来季モデルを入荷してくれる可能性がぐっと上がると思います。
納車ライド&講習
あれ?俺より速いんじゃね?という感じの彼。
下りはまだ少しばかりテク不足なので、ライン取りとギャップの越え方や試走のやり方などの練習を数時間ほど。
さて、エリートクラスの初戦はどうなるでしょうか。AIR9の走りが楽しみです。
通常は初中級者メインの講習を行っていますが、このように上級者向けの講習も今後行っていく予定です。