GT ZASKAR FS COMP
フロント130mm リア120mmの29erMTBです。
ロゴも目立たなくなり、柔らかい色使いになりました。
しかし、このロゴは50周年を記念してのもののようで、継続して使用されるものではないかもしれません。
税込 242,000円というとんでもないコスパに目がいきがちですが、
このMTBの最大のポイントは、ZERON COILが着いているという点。
ZERON COILについての記事はこちら↓
実は機会があって富士見で何回か走ってみました。
想像通り、ZERON COILは今までの中級グレード(10万以下)のSUNTOURのサスの中ではかなり滑らかに動きますし、SUNTOUR特有のエアピストンの脆弱性を心配しなくてもいいのでとても安心です。
またリアのX-Fusion 02 Proも良い動きをしています。そもそもX-FUSIONは動きの質もメンテナンス性も高いので何も文句はありません。
ZASKARの問題点
しかしこのZASKARの最大の問題点は、完成車についているフォークのスプリングだと体重が70kg以上ないとサグが適性に出ないことです。
今回納車する方は体重50kg台。絶対に無理なので、急遽手持ちのエアサスに交換することでことなきを得ました。
ただ、次からはどうしようと調べていると、ある方法で対策できることに気がつきました。
ZASKAR FSだけでなく、ZERON COILのフォークであれば対応できますので、
現在ZERON COILをお使いで、フロントの突き上げが想像以上とお感じの方は弊店にご連絡を。なんとかなります。
評価
とはいえ、フロントフォークの問題さえ解決すれば、とてもいいバイクです。
リンクも4Barらしい安定した動きをしますから、想像を超える動きこそありませんが、十分な動きを提供しています。
タイヤはチューブレス対応ではないですが、リムが対応しているので拡張性は高いです。
ブレーキはゲレンデで下る場合心許ないですが、この価格なので仕方がありません。トレイルでゆっくり走る分には耐えます。
このパッケージが税込み242,000円で買えるとなると、今年のMTBのゲームチェンジャーになる存在ではないでしょうか。私はそう思います。
余談
数値が書いてなかったので、アンチスクワット比を計算してみました。
サグ0の状態で、アンチスクワット比は約120%
規定のサグ20%取れば、たぶん100%位になりそうです。
まさに中庸。尖った感もなく、安定した安心感があるはずです。