自転車ではなく、私の好きな分野の話しで恐縮ですが、NFL(アメリカのアメフトリーグ)業界にも"オールイン"という言葉があります。
もちろん金融関係や、カードゲームでも使われるワードですが、そこはよく分からないので、あくまでもアメリカンフットボール業界でのオールインの話。
来年のことは考えず、とにかく金を使い現有戦力を充実させて今年の優勝を狙うという戦略のこと。
そして翌年はサラリーが払えず、ぺんぺん草も生えないほどに戦力が痩せこける。ここまでがセット。
Smith Engage 2
これもオールインに近い。と製品発表の際、私は思いました。
とにかく全てをぶち込んで、今年のヘルメット業界で優勝を狙いにきたなと。
koroydが装備
今までEngage に足りなかったものは、koroydのみ。
それ以外は全て揃っていました。見た目、被り心地、mips、外骨格の頑丈さ、安全性。残るラストピースはハニカム状のkoroyd のみだったのです。
Engageの大まかな説明はこちら↓
価格
いや、まて、Sessionがあるじゃねーか、と突っ込まれそうですね。
確かにあるんですが、ちょい高いんです。
2022モデルで税込み28,600円。
高い、高くないは人それぞれですが、ネットショップの売れ行きを見てると一目瞭然。
税込み18,700円のEngageの方がバカ売れしました。販売数は圧倒的な差です。弊店は全国的にみても、SmithのMTBヘルメットの売り上げはかなり多い方なので、ある程度参考になる数字だと思います。
今年のSessionは2022と中身は変わらず税込み30,200円、Engageはkoroyd が追加されて税込み22,000円。
明雅屋価格はそこから割引して
税込み20,020円
Engageと比べてSessionのメリットは何か?
即座に回答することができません。いや、時間を頂いても難しい。そのくらい今年のEngageは完璧です。まさにオールインの状態。
フィット感
2022年モデルと同様にアジャスターとmipsが一体化しています。
そのため、AsiaFitではないにもかかわらず、全体が全方向から均等に締め付けることが可能となりフィット感が他メーカーよりもかなり向上しています。
今のところかぶった方全てが、フィット感の良さに驚いています。
※サイズ選びのヒントです。
M55-59 cm L59-62 cmですが、感覚的に自分の頭は鉢が広いと感じている方は、実測のサイズよりも1-2cmプラスしたサイズでお選びください。
さて、こんな最高なヘルメットを作り上げて、翌年はぺんぺん草も生えないような状態とは、、
それは年内予算が決まっているNFLの話ですからね、Smith は来年ももっといいものを出してくれますよ、きっと。
ただ、Sessionは売れないでしょうね。
毎年Sessionもオーダーしますが、売れないでしょうから今年は一切オーダーしていません。
今年は弊店もEngageでオールインします。
店頭・WEBSHOPで販売中