またぞろマレットバイクに興味が出てきた。以前自作マレットで痛い目見たのにである。
マレットバイク
マレットバイクとは、前後異径のホイールを装着したバイクのことです。
長所は、
フロントが上がるので下りのときの恐怖感が薄れる
リアが小さいので小回りが効く
お尻を引いたとき後輪に擦れにくい。
などなど、下りの局面でのポジティブな側面がメイン。
“It’s not as simple as swapping out the rear wheel — that can have huge, negative consequences and can ruin your bike,” 上記リンクの記事より抜粋。
「単に後輪を交換したらいい問題ではない。そうすることで悪影響を及ぼし、バイクを駄目にしてしまう可能性がある。」
これは、マレットバイクの良し悪しについて、SpecializedのプロダクトマネージャーのSteve Saletnik氏のコメントです。
マレットバイクの開発の責任者でもある氏の発言はとても的確です。
一度でも自分の手持ちのバイクをマレット化した方なら分かるかもしれませんが、専用に作られていないバイクをマレットにするのはとても難しいものです。
自作マレットバイク
後輪を交換するのが難しいのなら、前輪とフォークを29に交換したらイイやん、と都合の良いように解釈し、大変なことになったのはワタクシです。
27.5インチバイクに、手持ちの29インチフォークと29インチタイヤを装着してDIYマレットバイクを拵えてみたのですが、ペッラペラの安定感皆無のバイクに変貌しました。
BBとスタックが上がり、ヘッドとシート角は寝たことで安定感が無くなりハンドリングは重くなりました。あまりこういう言葉は使いたくありませんが、自分史上最悪のバイクと相成りました。
マレットバイクは下りに対しての利点はかなり多いですが、それはあくまでもDIYで拵えたバイクではなく、専用設計で作られたフレームに限るかもしれません。
それはそうで、膨大な経験則と開発技術と情熱があるメーカーが世に出したフレームのディメンションに、素人が適当に組み合わせたものが上回るわけがありません。
となると、専用設計された/マレットも想定されたフレームなら非常に気になる。
さて、なぜ今こんなことを書いているかというと、来期のSANTACRUZ CHAMELEONがマレットバイクとしてモデルチェンジされるからです。
Santacruz Chameleon 2022
アルミのハードテールでマレットバイク。けっこう下りに振ったジオメトリー。
ちなみに、ドロップアウトの変更で29インチでもマレットでもシングルスピードにでも使用できます。
また、27.5×2.8のタイヤクリアランスを確保しているため、プラスサイズに入るタイヤを使用することも可能です。
サンタクルズがカメレオンのキャッチフレーズを"Built for....whatever "と呼んでるのも頷けます。
下りの局面では概ね高評価のマレット。ただ、そのほとんどがフルサスでの場合なのでハードテールだとどうなのでしょうか。
サンタクルズの2022年モデルの国内入荷数はかなり少なく、モデルによっては9月のファーストオーダーで全て売り切れている可能性大です。
弊店もChameleonを数台オーダーしたのですが、一体何台入荷するのやら。
確定したらお知らせいたします。↓
Mサイズの色違い2本確定です。
69er マレット
実は、10年近く前にもマレットにチャレンジしたことがありまして、
これはこれでよかった気もします。が、あくまでもイロモノ、キワモノの範疇。
とりあえず自作マレットバイクには何度もチャレンジしている私。マレットバイクには人一倍興味があるのです。
そして、今度こそ真価を問いたい。頼むぜ、カメレオン!
EMAIL meigaya2512@gmail.com
TEL 075-202-4142