明雅屋の感想

京大最寄の自転車屋です。一般車・MTB・油圧系修理が得意です。

Smith MTBヘルメットの入手困難な現状と、かぶり心地

私はロード系のヘルメットTRACEも使っています。

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Smith Trace


それを踏まえてかぶり心地のご案内をしようと思います。

・メーカーの国内在庫状況

と、その前に、

SMITHのMTB系ヘルメットが海外でめちゃくちゃ売れ行きがいいみたいで、日本国内で販売できる数がだいぶ限られてくるようです。

具体的にはENGAGEのブラックについては、M、Lサイズは完売。つまり、販売店保有している在庫がすべてということになります。ネットショップでの「メーカー取り寄せ」というステータスは在庫なしと捉えていいと思います。弊店にはブラックMサイズは2つだけございます。

また、CONVOYの黒も完売。SESSIONの人気カラーはENGAGEと同じようにまもなく完売しそうですので、気になっているのなら購入した方がよさそうです。弊店もメーカー在庫が一気に減っていたので、SESSIONの2カラーをオーダーしました。入荷したタイミングでお知らせいたします。

 ・各モデルのかぶり心地

TRACEはかなりヨーロッパサイズ寄りですので、アジアンフィット用のインナーパッドを使っても、鉢の丸い頭の方だとフィット感が悪く感じると思います。具体的には前面部に隙間が空く感じです。

 SESSIONはTRACEに比べるとかなりフィット感は向上しています。全方向から均等に締め付けられる感じなので、かぶり心地はいいです。

ただ、それより良いのがENGAGE。

 ENGAGEはmipsとアジャスターが一体化されているため、SESSIONよりもさらにかぶり心地は向上しています。

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ENGAGEの内側 mipsとアジャスターが一体

頭の形が悪いという理由でヘルメット選びに慎重になっていたお客様からENGAGE購入後1ヵ月使用した感想をいただきました。

 

「ほぼ毎日使用していますが、かぶり心地に不満を感じたことはありません。今までで一番いいかぶり心地のヘルメットなので、色違いも買おうと思っています。」

 

僕が感じたことと同じようですね。ENGAGEはかぶり心地と安全性、見た目がかなり高い位置で共存しています。

かぶり心地の面ではENGAGEよりも若干劣るものの、Koroydのおかげで安全面は格段に上のSESSIONもお忘れなく。

SMITHを選ぶ時のご参考になれば幸いです。

 

 明雅屋WEBショップでも、店頭でもお買い求めいただけます。

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NUKEPROOF NEWTRON EVO ペダル

NUKEPROOF NEWTRON EVO ペダル

よく誤解されるのですが、NUKEPROOFを海外通販で仕入れているのではありません。

弊店はNUKEPROOF国内正規販売店です。もちろん完成車も販売できます。

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税込み5280円


ナイロンコンポジットペダルのため一生モノのペダルとは言えませんが、かなりお手ごろな値段です。しかし、ただ安いという理由だけで仕入れることはありません。

パフォーマンスが良いんです。

フラペを好きではないワタクシでも使いやすいと感じたペダルなので、割と多くの方に受け入れられるのではないでしょうか。

ペダルに配置されたピンで均等にシューズに圧がかかるため、ペダルに接地している足低部すべてを効果的に使える感覚があります。

ペダルの良し悪しを判断する際にグリップ力にフォーカスが当たることが多いと思いますが、このグリップ力はシューズにも依存することが多いため、個人的には均等に圧がかかるか否かの要素の方がペダルの判断には重要だと思っています。

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ペダルは、四角のプラットフォームにピンを配置するというシンプルな構造。ただ、メーカーによってグリップ力や足離れ、安定感は様々。

複雑なギミックがあるわけではないので、見ただけで良し悪しは判断しずらい部品の一つ。多分に感覚的な感想ですが、購入の判断の足しになるかもしれませんのでこうして記載いたしました。

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片方のペダルに2つのシールドベアリングと、DUブッシングが入っているので、回転のスムーズさと、耐久力は値段の割りにかなり強いです。ベアリングが壊れる前に、ボディ部が割れることの方が多いと思います。

 

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珍しいグレー

明雅屋WEBストアでも、店頭でもお買い求めいただけます。

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Smith session について 2

この前入荷したSessionのSサイズが一瞬で売れたので、次はMサイズを入荷しました。

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Smith Session Mサイズ Matte Gravy

再三書いていますが、弊店がSmithを推す理由は安全性の高さと、デザイン性の高さ。

以前の記事にも書きましたが、SmithのEPSはかなり分厚く作られているため、クラッシュしてもインナーのKoroydがつぶれるケースは少ないようです。

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この蜂の巣みたいなやつがKoroyd

Koroydがあるからもっとスピード出せる!という安心感は良いのか悪いのか。

日本のトレイルではスピードを出すのはハッキリ言って悪ですが、自転車専用コースでスピードを限界まで出すのはとても良いものです。

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Session Matte Sage / Red Rock

そのため、私はDHコースではフルフェイスをかぶらない場合は専らSessionを使用します。

税抜き26.000円と1万円以下で買えるヘルメットが出回る現状を考えると、高く感じるかもしれませんが、安全性を担保するヘルメットという存在において何が重要かを考えると決して高くはないと思います。

 

店頭でも、明雅屋WEBショップでもお買い求めいただけます。

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Cape to Cape 2021

COVID-19 が収まって海外レースに出られる、という希望的観測にかけて10月末に西オーストラリアで開催予定のMTBステージレースにエントリーした。

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このように大人数の選手が4日間4ステージ200キロオーバーを走り、総合タイムを競うレースである。

Cape epicの予選も兼ねた前哨戦と言った方がピンとくるかもしれません。ワタクシはソロで出るので直接は関係ありませんが。

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2019年のレイアウトであるが、21年もこれと同じになると思われる。

 

私の記憶では、日本において数日に及ぶMTBステージレースは開催されたことはないと思うが、海外では人気カテゴリーのレースの一つである。

ワタクシ前田も、2019年に中央オーストラリアで4日間6ステージのレースに参加した。その際今まで感じたことのない達成感と、充実感を感じたのを覚えている。

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この時優勝を掻っ攫っていったのは、Paul Van der Ploegという男。数年前のXCEワールドチャンピオン。モーターが入ってるんじゃないかな?というほど早かったのであるが、こんなモンスターみたいな選手と走ることができるのも海外レースの醍醐味。この時ワタクシは4位だったのだが、1位との差が大人と子ども位開いていたのはここだけの話。

 

もちろん出るからには表彰台に立ちたいと思うが、こういう場に行くとMTBのトレンドを学ぶことも出来るし、見たこともないブランドを知る機会にもなる。

2019年の時はカーボンフルサスe-MTB が何台もレースに出場していて、そのあと日本にも流れが来たように、少しだけ先を感じ取ることができるように思う。

ちなみにe-Bike 部門というのがあり、レースでは先のe-Bike に乗ったオーストラリアのオジさん達に千切られた。はい、手も足も出なかったです。

 

自分の矜持をへし折られることもあるし、新しいモノをみる機会もあるため、パラダイムの大転換になる海外遠征。さて、今年はどのような風を感じることが出来るのだろうか。

少なくとも、後塵を感じるのは嫌だなぁと思いながら春の始まりを感じた朝にポチった。今年はいい年になると良いが。

 

ION Traze Tee Sサイズ

人気商品の1つ、ION Tシャツ。

店舗在庫が全て完売したので、再入荷しました。

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これも速乾生地です。

入荷サイズはSサイズ

カラーはブラック

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サイズ感はこのような感じ。171cm 65kgのスタッフがSサイズを着ています。

過去モデルの製品のため、特価で提供いたします。

6,600円→4,950円(税込み) 25%オフ

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ストアーズにて販売中。

店頭でもお買い求めいただけます。

 

RACE FACE ATLAS ペダル

RACE FACE ATLAS ペダル

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品薄だったので入荷しました。

使ったことはないのですが、以前から気になっていました。というのも、ATLASペダルは外側のピンが内側に向いているのです。

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外側のピンが内に向いている形状

見ただけでもシューズへの食いつきがよさそうですね。グリップ力はシューズのソールに依存するとは思いますが、それでも尚試してみたい衝動に駆られる形状。

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あと、グリスポートが付いているのでメンテナンス性も良さそうです。

使ったことがないので勝手なことは言えませんが、おそらく使って後悔する事はなさそうなフィギュアです。

本国の価格は179$。国内定価は17380円(税込み)。日本で買うほうが安いという不思議な価格設定。

ストアーズでも販売しています。

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ION K-Traze 膝プロテクター SAS-TEC

膝プロテクターについて

店の在庫の紹介ではなく、販売した商品についてです。

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ION K-Traze ¥13.800(税抜き)

10年以上前の膝プロテクターのイメージなら、硬いカップのようなものが膝関節の辺りに付いていて、膝の屈伸動作がかなり制限される拘束具、という感じでしたが、

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SAS-TEC

瞬間硬化素材の開発によってそのイメージは一新されたといっても良いと思います。

というのもこのプロテクターの膝の部分は、通常手で曲げられるほど柔軟性に富んだ質感ですが、強い衝撃が加わると硬くなるという優れた素材。

ドイツのプロテクターメーカーSAS-TEC社が開発した素材SAS-TECを使用しているこのIONのプロテクターも、以前の拘束具のイメージの強い膝パッドとは異なるものです。

RACEFACEはD3Oという瞬間硬化素材を使っていますが、SAS-TECのほうが寿命が長く(SAS-TEC 10年/D3O 3年)、加水分解もせず、どうやら低温時の硬化も少ないようです。

あと、IONのデザインのほうがスマートで女性にもウケそうです。

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The best mtb brands of 2020

当ブログ御用達情報源、ENDURO MTB MAGAZINE 

enduro-mtb.com

の企画、世界中のライダーたちの投票によるベストブランド2020の膝プロテクター部門でも1位を獲得しています。

過去の記事を読むと、プロテクションの高さと、コスパの良さが高く評価されたようです。

 

※現在弊店では常時在庫はしていませんが、2日ほどで取り寄せ可能な商品です。

IONのプロテクターは、このK-Trazeよりもプロテクション能力が高いK-Pactという商品もあります。ご自身のライディングスタイルに合わせたご提案も出来ますので、興味のある方はお問い合わせください。

明雅屋

EMAIL meigaya2512@gmail.com

TEL 075-202-4142

京都市左京区吉田泉殿町1-96