明雅屋の感想

京大最寄の自転車屋です。一般車・MTB・油圧系修理が得意です。

PD-M785について SAINT(M820)ペダルと比較して

前回のSAINTペダルに引き続き、今回は旧XTペダル(PD-M785)。

今で言うとPD-M8020/PD-M8120の旧モデル。

前回に引き続きIONシューズにて使用。

なぜこのM785を使ったかというと、手元にあったからという理由と、現行のM8120にプラットフォームが似ているため、前回試したSAINTペダルとの比較がしやすいという理由によるものです。

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PD-M785

ケージは付いているもののSAINTペダルと違って、ピンはありません。

旧モデルですが、M8020や現行のM8120ペダルと同じようなプラットフォーム。

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使用した感覚だと、ケージによるサポート力はあまり感じることが出来ません。

前回、「なんか違う気がする」、とこぼしたSAINTペダルのホールド感を相対的に感じる結果に。

 

ENDURO MOUNTAINBIKE MAGAZINEの記事にて、M8020とM820ペダルについての端的なコメントが以下の通り。

The Shimano XT PD-M8020 scored lots of points for its reliability and the defined clip feeling, and it’s still the benchmark for touring riders. If you’re using modern trail shoes and are very aggressive in your riding style, however, you’ll be better off with the new Saint PD-M820.

ビンディングのフィーリングの評価はやはり高いですが、あくまでもそれはツーリングにおける評価に留まっているようです。結論としては今回私が使用したようなSPDシューズを使ったり、動きの多いライディングをするのならSAINT(M820)ペダルが良いみたいですね。

 

僕自身もそう思います。

実際走ってみるとケージの意味はホールド感のためにあるのではない、ということが分かりました。SPDから足が外れたときの保険的な意味合いが強いと思います。

その意味ではやはりSAINT(M820)ペダルというのは、絶妙なサポート感がいい塩梅のペダルのような気がしてきました。

 

さて、ビンディングペダルは何が良いのか?というテーマで書いている前回の続きから導き出した答えは、”今のところSAINTペダルは良いような気がする”です。

 

もうちょい他のも試してみます。

Santacruz 過去モデルの販売について

世界的に品薄のサンタクルズ。

2021年モデルは一瞬で売り切れたものもあります。

今回納車したバイクは2019年モデルの5010 3 C

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しかもXLサイズ

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代理店のウインクレルさんには、過去のモデルも残っているものがちょいちょい在ります。

今回ご購入頂いたお客様は、当初2021年モデルのXLサイズの29かプラスのフルサスを御所望でしたが残念ながら完売になっていたため諦めていたのですが、こうして過去のモデルを引っ張ってくることができました。

過去のカラーリングが好きで、諦めていたとしてもまだ残っているかもしれません。1度ご連絡ください。過去のモデルであれば割引での販売が可能なのでお得にサンタクルズに乗れますよ!

 

明雅屋

EMAIL meigaya2512@gmail.com

TEL 075-202-4142

京都市左京区吉田泉殿町1-96

ドロッパーポストのメンテ

2019年モデルの完成車を組み立てていたときに、動きが渋いことに気がつき分解掃除。

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Race Face Affect

カートリッジまでバラス必要はない状態のためここまでの分解。

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ちょっとした一手間で動きは改善します。

長期保管の新品でも動きは悪くなるのですから、

長年使用したドロッパーもサスペンションと同じくメンテナンスは必要です。

 

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MTBに乗る人

一般的にMTBで山の中を走るという行為はお金と時間がかかるというイメージと、危険な遊びというイメージが先行していると思います。

そして、おじさんが多いというイメージも。

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今朝の様子。

弊店の近所にある大学の生徒から誘われトレイルに行ってまいりました。

総勢7人。女性もいます。僕以外は20代前半。ワタクシは37歳の男性。

誘われた経緯は前日の夕方、店に学生が誘いに来ました。じつに軽いノリです。彼、彼女たちはトレイルから降りた後は学校に行き研究をしたり、家路に着いたり様々、ワタクシは開店準備に。はっきり言ってこれはよくある日常生活の一部です。

山の中を走るわけですから危険はある程度伴いますが、慎重に走れば日常のフィットネスの一部とカウントできる程度の危険度かもしれません。

また、一日全てつぶす覚悟で挑む必要もないと思います。

多少の慣れは必要ですが、MTBで山の中を走るという行為はそこまで浮世離れしたものではないと思っています。

MTBを始めようか迷っていて、その迷いが様々な先入観から来るものであればとても不幸なことです。諦める前に一度弊店にお越しください。もしかすると迷いはなくなるかもしれません。

 

明雅屋

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26インチ ストレート V台座 9mmクイック

26インチ ストレート V台座 9mmクイック

このワードを聞いて気になる方はお読みください。

 

月に2本くらいの頻度で修理の依頼の来るサスペンションの規格です。

2000年初頭の製品が多いでしょうか。

昔から大切にお乗りになっているのでしょう、オイル漏れなどの症状が出始め修理が必要と判断された際、弊店にご依頼していただくのだと思います。

お客様のご要望にお答えするために最大限出来ることはするのですが、2000年初頭に作られた製品ですと、補修パーツが手に入らない場合も多々あります。補修パーツを使用せず完璧に修理することは困難な場合もあります。

 

そうなると別の選択肢として新品のフォークに換えるというものがあります。しかし新品のサスペンションフォークに換えるとすると、懸念事項があります。規格の問題です。

現在主流のフォークを付けるとすると、今乗られているフレームだとどうしても制限があります。

最近の規格はテーパーコラムも、V台座も、クイックでもありません。

現行品でこの規格に沿う製品が存在することを知らない方もいらっしゃる気がするので、お知らせいたします。

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ROCKSHOX Recon Silver TK  

というモデルは表題に記載した規格の現行のサスペンションです。

エアースプリングのため、セッティングの調整はしやすいです。実際動かしてみた感想は、とてもスムーズに動きます。同価格帯の他社製品と比べてみても頭ひとつ抜けてます。

リモートレバーではない場合価格も36.300円(税込み)と決して高くはないと思います。

 

弊店にも在庫はありますので、修理をご検討の方はご連絡ください。

修理するか、買い換えるか、どちらがお客様にあった選択であるか考えるさいのお手伝いをさせて頂くことは出来ると思います。

サスペンション修理依頼フォーム

 

 ストアーズでも販売中

meigaya.stores.jp

 

 

ION RASCAL SHOE と SAINTペダルについて

20年ほどSPDばかり使っている私が、フラットペダルを数日試してみて思ったこと。

フラペのホールド感は好きだけど、ペダルから足が外れるのは好かん。ということ。

そのソリューションとして行き着いたのは、フラペ風SPDとフラぺ用シューズ風SPDシューズ。

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ion Rascal Shoe

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裏側はこんな感じ


ケージとピンが付いているSPDペダルと、ソールにSPDの穴だけ開いているシューズならば良いとこ取りが出来るのではないかと考えたのである。

そりゃそうだ、DHの選手が何を使っとるか考えたら簡単だで、と。先人に倣おう。

ここで思いつくのはシマノのDH系ラインのSAINTと、弊店激推しグラビティ系アパレルブランドion 。

しかもこのSAINTペダルとionシューズは、ENDURO MOUNTAINBIKE Magazineの

enduro-mtb.com

enduro-mtb.com

という記事でBEST VALUEに選ばれている商品。 

そうか、それは試すしかない。

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PD-M820 SAINT

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PD-M820とion Rascal

実際に使ってみた感想は

 

なんか違う気がする、、

 

ただ、想像したようなフラペのバッキバキのホールド感には届かないものの、それはそれで唸るような納得感は得られたのも確か。

XC用のシューズで、XC用のSPDを踏むように軽さやペダリングの効率は皆無だけど、踵を落としてペダルで踏ん張るような下りやコーナーでよくあるようなシチュエーションではケージに付いたピンが役に立つ。少しだけ存在感を表す感じ。

まぁ確かにソールがピンに食いついてて更にSPDなら、超絶デンジャラスになりますな。ちょうどこんな感じで踵を落としたシーンでピンが存在感を出すくらいがちょうど良い塩梅なのかもしれません。

XCレース以外でMTBライドを楽しみたいのなら、こういうSPDの選択肢はありですね。

 

実は

結局のところ、買ってしまったペダルとシューズと自分自身の折り合いをつけているだけなのか、ベストソリューションなのかは一回のライドでは分かりません。

色々な局面で使ってみて、何が1番いいのかを見つけるのかはこれからの課題ですね。

締まりのない結びですが、一回使用しみてのリアルな感想です。

 

ion Rascal shoe ¥19.800(税抜き)

SAINT PD-M820 ¥13.637(税抜き)

 

明雅屋

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TEL 075-202-4142

京都市左京区吉田泉殿町1-96

 

Smith session について

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Matte Gravy

個人的にトレイルを走る際はSmith Session を使用しています。

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Matte Sage / Red Rock


26000円(税抜き)と少し高く感じる価格帯。

Engageと見た目が似てるけど、1万円ほど違うのはなんで?という方に向けて違いを説明いたします。

 

Sessionというヘルメットは、Koroydというインナーが入っているため、通常のEPSだけのヘルメットに比べると48%のダメージを軽減することができます。

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このハニカム状の部分がKoroyd


Smith の担当者が仰っていたのは、実際にクラッシュしたヘルメットを見ると、Koroydまで潰れていることは少ないとのこと。

というのは、そもそもSmithのEPSが分厚いため、Koroydが潰れることが少ないということ。

そのくらい頑丈な作りなので、ヘルメット自体は他社メーカーと比べて少し重め。sessionで370g。

ただ、ヘルメットの目的は安全性の担保。軽さではなく、安全性が高い商品の方がいいに決まってます。

 

見た目もシンプルで、安全性もかなり高いSession 

Sサイズですがお得な値段で販売しております。

店頭でも、ネットでも販売しております。

詳細はストアーズにて。

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