明雅屋の感想

京大最寄の自転車屋です。一般車・MTB・油圧系修理が得意です。

Cape to Cape 2021

COVID-19 が収まって海外レースに出られる、という希望的観測にかけて10月末に西オーストラリアで開催予定のMTBステージレースにエントリーした。

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このように大人数の選手が4日間4ステージ200キロオーバーを走り、総合タイムを競うレースである。

Cape epicの予選も兼ねた前哨戦と言った方がピンとくるかもしれません。ワタクシはソロで出るので直接は関係ありませんが。

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2019年のレイアウトであるが、21年もこれと同じになると思われる。

 

私の記憶では、日本において数日に及ぶMTBステージレースは開催されたことはないと思うが、海外では人気カテゴリーのレースの一つである。

ワタクシ前田も、2019年に中央オーストラリアで4日間6ステージのレースに参加した。その際今まで感じたことのない達成感と、充実感を感じたのを覚えている。

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この時優勝を掻っ攫っていったのは、Paul Van der Ploegという男。数年前のXCEワールドチャンピオン。モーターが入ってるんじゃないかな?というほど早かったのであるが、こんなモンスターみたいな選手と走ることができるのも海外レースの醍醐味。この時ワタクシは4位だったのだが、1位との差が大人と子ども位開いていたのはここだけの話。

 

もちろん出るからには表彰台に立ちたいと思うが、こういう場に行くとMTBのトレンドを学ぶことも出来るし、見たこともないブランドを知る機会にもなる。

2019年の時はカーボンフルサスe-MTB が何台もレースに出場していて、そのあと日本にも流れが来たように、少しだけ先を感じ取ることができるように思う。

ちなみにe-Bike 部門というのがあり、レースでは先のe-Bike に乗ったオーストラリアのオジさん達に千切られた。はい、手も足も出なかったです。

 

自分の矜持をへし折られることもあるし、新しいモノをみる機会もあるため、パラダイムの大転換になる海外遠征。さて、今年はどのような風を感じることが出来るのだろうか。

少なくとも、後塵を感じるのは嫌だなぁと思いながら春の始まりを感じた朝にポチった。今年はいい年になると良いが。