明雅屋の感想

京大最寄の自転車屋です。一般車・MTB・油圧系修理が得意です。

Smith Chromapop についてのあれこれ

SmithのレンズはChromapopというレンズテクノロジーが採用されています。

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メーカーのHPにはこのように説明されています。

文章では少しわかりにくいですね。

以下の写真をご参照ください。

裸眼の場合は左、Chromapopの場合は右

ホンマけ?

と思われるかもしれませんが、ホンマです。

こう書くとわかりやすいかもしれません。

「物の輪郭がハッキリ見えます」

具体的にはこういう理屈のようです。

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OkleyのPRIZMもChromapopと同じ概念ですが、PRIZMは足し算、Chromapopは引き算。PRIZMは色のコントラストを更に強くしてパキッと際立たせることに対して、Chromapopはコントラストに邪魔になる色を抑えることによって輪郭を際立たせています。

そのため、PRIZMは長時間使うと目と脳が疲労しやすいですが、競技のように一瞬のパフォーマンスを向上したい場合は向いています。

その逆にChromapopは瞬間的なパフォーマンスアップには向いていませんが、長時間の使用には向いています。そのため、トレイルライドや一日ゲレンデで使用するような使い方にはSmithのレンズが向いているといえます。

おそらく多くの方がこちらではないでしょうか。

 

では、レンズはいったいどれを選べばいいのか。

以下に記載したレンズは一部です。

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CHROMAPOP™GREEN MIRROR VLT:15%

CHROMAPOP™RED MIRROR VLT:15%

CHROMAPOP™BLACK VLT:10%

CHROMAPOP™LOW LIGHT AMBER VLT:65%

CHROMAPOP™CONTRAST ROSE VLT:58%

CHROMAPOP™LOW LIGHT ROSE BLUE MIRROR VLT:51%

CHROMAPOP™IGNITOR VLT:36%

これだけあればどれがいいのかさっぱり分からないのが普通だと思います。

なので、私がMTBに乗っていて良かったものを記載します。

使ってよかったレンズ

CHROMAPOP™LOW LIGHT AMBER VLT:65%

これはMTBで利用する場合はほぼ死角なし。裸眼に近いChromapopレンズです。

トレイル内の暗いエリアでも物の輪郭を際立たせることが可能です。ただ、ミラーレンズではないので強烈な太陽光は苦手。

国内のゲレンデは多くの場合陰った個所が多くあります。そのため、ゲレンデでもトレイルでもLOW LIGHT AMBERでほぼ事足ります。

色々なモデルで採用されているのも強み。

CHROMAPOP™LOW LIGHT AMBER

CHROMAPOP™LOW LIGHT ROSE BLUE MIRROR VLT:51%

最近の発表の際から採用された最新作。

LOW LIGHT AMBERをよりChromapopらしくしたレンズ。ミラーレンズですが、夜でもいける優れもの。

LOW LIGHT AMBERよりも輪郭は際立たせますが、少しだけ疲れやすいかもしれません。より裸眼に近い方を好むのであればLOW LIGHT AMBERを。

弱点はWILDCATにしか採用されていないので、ゴーグルでは使えないのが困りもの。

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CHROMAPOP™LOW LIGHT ROSE BLUE MIRROR

可視透過指数(VLT)が30%よりも低いレンズは国内でのMTBライドには向きませんので、お勧めレンズは自ずと絞られてきます。

それで結局誰でも好む優等生がこれ↓

CHROMAPOP™LOW LIGHT AMBER VLT:65%

ガンガン照り返しがある所しか走らない!という方でなければこのレンズは万能です。

使って後悔はしないと思います。

弊店でレンズを買い替える方の100%がこのLOW LIGHT AMBERと言うのも全てを物語っていると思います。

 

LOW LIGHT AMBER付属のSquad MTBは在庫があります。

店頭、WEBSHOPで販売中です。

meigaya.stores.jp