PEATY'S
たぶん皆さんの方が詳しいでしょうから、語源は端折ります。
MTB界のレジェンドが作ったケミカルはとても興味があります。
今回試したのは、FORMING DERIVETRAIN DEGREASER とLINKLUBE ALL WEATHERの二点。
FORMING DERIVETRAIN DEGREASER
写真のようにスプロケットにディグリーザーを吹き付けて泡立たせ、チェーンを回転させて放置すること数分。あとは水で洗い流すだけでOKという非常に簡単な製品。汚れがきつい場合はブラシでこする場合もありますが、基本簡単。
チェーンを洗う行為は心から嫌いなワタクシですが、これなら簡単なので苦になりません。むしろ、チェーンが綺麗になるので進んで行うまでに私のマインドが成長しております。
ありがとうPEATY'S
LINKLUBE ALL WEATHER
ALL WEATHERと銘打っているからにはウェットコンデションでも使えることを想定してるってことですよね?スプレータイプではなく、こういう液体タイプのチェーンオイルは個人的には信頼感が高い。とにかく持ちがいいという経験から期待感も高まります。
このサイトでのレビューでは、ウェットな場面での信頼は高くないという評価になってますが、自分が試してみなければわからないので雨の日に試してきました。
-
雨の中のライド
3㎜以上の降水量の日に、舗装路ですが40km程度走ってきた結果、一切オイルが切れることはなく、その状態で数日間は一回1時間程度のトレイルライドでもチェーンのオイル切れを感じることなく走ることができました。
先ほどのレビューをしていた方は雨の次の日はチェーンに錆びている場所があったと書いていましたが、注油前にしっかり洗浄してなかったんじゃないでしょうか。FORMING DERIVETRAIN DEGREASER知らないんじゃないですかね。
ワタクシはちゃんと洗浄して注油しているので数日たっても錆びは発生していません。
また別日の雨の中、花脊峠という京都ではそこそこ勾配のある峠を走ってきました。
店から山頂までの往復で40kmほど。うってつけなことにずっと雨であり、山頂は雹がたたきつけるコンデション。
雨の中、常に高トルクがかかった状態というチェーンにはストレスのかかる場面ですが、オイル切れを感じることはありません。
その日は40kmで終了しましたが、再注油せずに数日間ノンストレスで走ることができそうです。
ワタクシの場合、週6日トレイルライドをしていますが、ウェットコンデションでない場合なら1週間以上オイル切れにならずに走ることができています。
ワコーズのパワーを数年使っていますが、同等かそれ以上に耐久力はあります。
-
結論
大雨の中の長距離レース(たとえば王滝120km)の場合だと、ワコーズであればEXTREME、FINISHELINEであればグリーンの方が最適なのは経験的に分かります、がドライブトレインが壊滅的に汚れてしまうことを考えると日常的な使用であればPEATYSのLINKLUBE ALL WEATHERはちょうどいいのではないかと思います。
はっきり言って、あの汚れは最悪です。
なにしろドライブトレインが汚れないので。
一部のレビューにあるような、雨の日での脆弱性は感じません。むしろAll Weather とあるようにバッドコンデョンでも効果があると思います。
値段とパフォーマンスを考えると、ワコーズのパワーと同じかちょい上回るかなぁという位置。大きな違いはミントの匂いがする点。そう考えるとPEATYSの方が上ですね。
ストアーズでも販売してます。