明雅屋の感想

京大最寄の自転車屋です。一般車・MTB・油圧系修理が得意です。

MICHELIN WILD AMの感想

ここ10数年とりあえず各メーカーのタイヤを試してきた。

もちろん各メーカー独自の特色がある中、多くの方が気になるのは用途別での適材ではないでしょうか。

今回は最も時間を割くであろう日々のトレイルライドに適したタイヤについて、私なりのお勧めを実体験とともにご紹介したい。

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フロントは2.6のWILD AM リアには2.35のWILD AMを常に使用

MICHELIN WILD AM コンペティション 27.5×2.35

  • 金額

私はトレイルライドに必要なのはコスパだと思っています。

グリップはするけど直ぐにノブがもげる、すり減る、サイドが裂ける、こういうタイヤはなるべく避けたい。1万円のタイヤなんて屁でもないというお大尽は毎回タイヤを新調して業界にジャブジャブ金をばらまいてください。ただ、そういう方にお会いしたことがないので、やはりコスパは重要。譲れない項目。

各メーカータイヤの値段が段々と高くなっていく中、何故か安くなっているメーカーのMICHELIN。気が付いたら税込み7700円。ケーシングが弱いパフォーマンスラインは税込み5500円。

9000円前後が当たり前な大手メーカーからすると、相当安い。

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  • 耐久性

ということで、1年ほどMICHELINのタイヤを各種使用しているのですが、まぁ減らん。

MSCのタイヤは一か月で使えないほどに減っちゃったのですが、このWILD AM はわたくしの使用頻度(週5以上で各2時間のトレイルライド)でも2か月半から3か月は耐えてます。コンチネンタル並み。ただ、コンチネンタルよりラバーに粘りがあるので、ダンパー感を感じられます。

  • 重量

しかも軽量。27.5の場合785g。29の場合840g。でサイドウォールが強くE-BIKEにも耐えれる使用。ということは低圧でもタイヤがよれずに走れます。チューブレスの場合60㎏台なら、下限フロント1.20barリア1.40barくらいで走れると思います。60kg以下ならさらに低圧でも。

5000円台で売っているパフォーマンスラインというものもありますが、ケーシングが少し弱いので上の空気圧よりも高めじゃないとリムうちのリスクや、よれ感が出ます。

その意味では、7700円のコンペティションラインがお勧め。

  • グリップ

肝心のグリップに関しては見事にそこそこ。シュワルベのハンスダンプみたいにもっちりグリップほどでもないし、WTBのVigilanteほどがっちりグリップでもありません。

ただ、スピードが出せないトレイルライドにおいてはこのくらいでちょうどよい塩梅。

またハンスダンプ(10780円)よりもかなり安いし、Vigilante1140g)よりもはるかに軽い。

ハイスピードで走ることができない日本のトレイルではグリップ力より耐久性が、自走区間が長いためにグリップ力より重量の軽さがものをいう。

 

そう、このWILD AMはちょうどいい塩梅のタイヤ。

MICHELINのタイヤでXCで使いたいならFORCE XC、ENDUROで使いたいのならWildenduroがあります。WILD AMコスパに優れたそこそこグリップのトレイルタイヤ。

日常で最も使うであろうトレイル用のタイヤはこのいい塩梅のタイヤがもっとも適正なのではないかと思います。一般的な宣伝とは異なりますが、これが1年間使っての感想です。

 

耐久性は驚くほど高く、そこそこグリップするタイヤなので、これからも私は日々のトレイルライドでWILD AMを使い続けようと思っています。

 

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販売価格7700円(税込み)→

7000円(税込み)

サイズ展開は

WILD AMコンペティション 27.5×2.35

              29×2.35  

WILD AMパフォーマンス  27.5×2.35/2.60/2.80

                                               

ストアーズでも販売しています。

 

 

meigaya.stores.jp